ドベネクの桶
精力アップには亜鉛・アルギニン・シトルリンを摂取することが有効ですが、これら一つの栄養素だけをとってもあまり精力アップには寄与しません。
ありがちなのが亜鉛が精力アップにいいと聞いて、亜鉛のみのサプリを摂るケースですが、残念ながらかなり効果は薄いと言えます。
というのも栄養学には基本的には一番摂取量の少ない栄養素に合わせて他の栄養素の吸収率も決まってしまうという考え方があり、これをドベネクの桶(おけ)と言います。
例えば亜鉛を10、アルギニンを5、シトルリンを2の量摂取したとしたら、どの栄養素も結局2の量しか身体は吸収できないということです。
なぜこれが桶に例えられるかというと、まず桶とはそもそ何枚もの木の板を円筒状に繋いだものですね。もし一枚の板だけが短い場合そこから水が漏れだしてしまい、溜められる水の量は一番短い板の量に順ずる形となります。
この一枚一枚の板を栄養素、そして溜められる水の量を吸収できる量と例えることができるので桶が例えに使われています。
栄養素はまとめてとる
つまり亜鉛だけでなくアルギニンやシトルリンもまとめて摂ることが重要というわけですが、実はそれでもまだ不十分。
実は精力剤に亜鉛とアルギニンとシトルリンだけを抽出したものはありません。必ずマカなり、クラチャイダムなり、トンカットアリなり、牡蠣なりの自然の成分が含まれています。
その理由は精力アップ3種以外のビタミンやミネラルも一緒に摂取することができるからですね。
ドベネクの桶の説明の通り、3種の栄養素をとっても他の栄養素が極端に足りなければ吸収効率が落ちてしまうため、あえて様々な栄養を含む自然のものを使うようにしているわけなんです。
意外と精力剤は科学的に考えられているんですね。